美魔女はみんな知っている、お肌の二大老化 原因と対策➁糖化編

二大老化 酸化と糖化

お肌の二大老化について前回の酸化についての記事は読んでいただけたでしょうか?

美魔女はみんな知っている、お肌の二大老化 原因と対策①酸化編

今回はもう一つの老化原因である糖化について詳しくみていきたいと思います。

第二の老化原因 糖化

①糖化のメカニズム

体の中のタンパク質が余分な糖分とくっついて焦げ付いてしまったもの、それが糖化です。カラメルを思い出してください。さらさらの透明な砂糖水を火にかけて焦げ付かせていけば、茶色くくすんだカラメルになりますね。性質もカチコチで柔軟性が全くないものに変わります。このような状態が体のタンパク質と結びついて起こります。

タンパク質は全身に存在しているので、この糖化の現象は体のいたるところで起こります。糖化がお肌でおこれば、お肌は弾力がなく硬くなりたるみやシワに発展します。また、肌色も黄色っぽくくすんでしまいます。糖化が血管でおこれば血管は固くなり、動脈硬化の原因になります。

このように体が焦げ付き、カラメルみたいになってしまうのが糖化なんですね。

酸化は体が「錆びる」こと、糖化は体は「焦げる」こと、なんです。

糖化が起こったことによってできた物質はAGEsと呼ばれています。

糖分は本来体を動かすための大切なエネルギー源ではありますが、余分な糖はAGEsを体に蓄積させてしまいます。

このAGEsが体内に多ければ多いほど、老化現象が如実に表れてきます。

では、どのようにしてこれらを防いでいけばいいのでしょうか。

➁糖化を止めるにはどうすればいいの?その対策方法

糖化とは余分な糖分が体内のタンパク質と結びついておこるもなので、余分な糖分を体内に発生させないことが一番重要です。

具体的には

  • 炭水化物や、糖分の多い甘いお菓子やジュースなどをとりすぎない
  • 適度な運動で糖をエネルギーに変えて消費する
  • 糖をエネルギーに変えるために必要なビタミンやミネラルを適度に摂取する
  • 急激な血糖値上昇に繋がる食べ物を避けて、血糖値の上昇率が緩やかな食べ物を選んで食べる(低GI値の食品を選ぶ)
  • 食事の際はサラダ等の食物繊維が豊富な食材から食べる(血糖値の上昇を穏やかにするため)
  • 良質な睡眠で成長ホルモンを分泌させて新しいタンパク質を沢山つくる
  • 抗糖化作用のある食べ物を摂取する

等に気をつけて生活すると良いでしょう。

糖をエネルギーに変えるためのビタミンはビタミンB1等で、豚肉やうなぎ等に含まれています。コエンザイムQ10もエネルギーを作るときに必要な成分であり、抗酸化力も高いので積極的な摂取がお勧めです。

GI値って何?

GI値とはグリセミックインデックスの略で、血糖値が上昇する速度を数値で表したものです。私たちが口にしている食べ物は、同じ量を食べても食べ物によって血糖値が上がる速さが違います。例えば白ご飯を茶碗一杯食べたときと、玄米を茶碗一杯食べたときはその後の血糖値の上昇は玄米の方が穏やかです。これを数字で表したものがGI値で、この数値が小さいほど血糖値の上昇スピードが遅いことを表します。

抗糖化食品を食べて糖化に負けない体になろう

食べる順番や適度な運動を気を付けるだけで糖化はかなり防ぐことができそうですね。

ではここでさらに糖化に攻めの一手、食べることで糖化と戦ってくれる抗糖化の力を持った食べ物をご紹介します。

生姜

体を温める効果が高いイメージが強いので冷え性の女性等にお勧めされてきた生姜ですが、抗糖化作用が非常に高いことが研究でわかっています。

生姜は抗糖化作用だけでなく抗酸化作用も高い食べ物なのでアンチエイジングにはかなりお勧めの食べ物です。ただし、生で食べると生姜の成分である「ジンゲロール」という成分が体を深部を冷やしてしまいますので加熱して食べることがお勧めです。加熱するとジンゲロールはショウガオールという体を温めてくれる成分にかわります。加熱しても抗酸化、抗糖化作用はちゃんとありますので安心してくださいね。

ヨーグルト

乳製品は消化された食べ物が胃から小腸に送られるスピードを遅くする作用があります。また、腸内環境を整えて消化吸収が改善される為、血糖値を下げる効果があります。食事の最初に食べると、その後の血糖値の上昇を抑えることができるのでお勧めです。

緑茶

緑茶の中に含まれるカテキンに抗糖化作用が認められています。

市販のお茶は酸化防止剤が入っていることが多く、体を酸化させてしまう可能性があるためきちんと急須で入れたお茶を飲むのがお勧めです。

その他にもクマザサ茶、ドクダミ茶、ルイボスティー、柿の葉茶等にも糖化を抑える作用が確認されているそうです。

大豆製品

大豆には不飽和脂肪酸のリノール酸が多く含まれています。これは血中のコレステロールを下げて血糖値や血圧を安定させてくれます。また、イソフラボンに含まれる水溶性ペプチドは、血中の糖を吸収するレセプターと呼ばれる物質を増やすはたらきがあります。

αリポ酸を含む食品

αリポ酸は抗酸化、抗糖化作用共にある栄養素です。余分な糖質や脂肪を代謝する力があるため、ダイエット中の方にもおすすめです。レバー、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ニンジン等に含まれていますが微量しか含まれていないので、サプリメントで摂取することも一つの方法です。

まとめ

抗酸化、抗糖化の方法いかがでしたでしょうか。

意外と簡単なことでも効果があることが多いので日常にも取り入れやすいかと思います。毎日の積み重ねで将来の姿は絶対にかわります。

ぜひ試してみてくださいね。

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