二大老化知ってますか?
シワ、シミ、たるみ・・・
この世の全ての女性が恐れているといっても過言ではないもの、老化現象。
できれば歳はとりたくないですが、時間は刻々と流れ私達に老化の現実をつきつけます。
しかし、老化の原因を知りその対策方法を知れば確実に老化は遅らせることができます。
エイジングサインが気になりだしたときももちろんですが、若いうちからもアンチエイジングを怠らず、いつまでも美しい女性でいたいものですね。
老化現象を起こす原因は大きくわけて2つあります。今回はそのひとつである酸化について詳しくみていきたいと思います。
第一の老化原因 酸化
①酸化のメカニズム
酸化とは簡単にいうと体が錆びていくことです。鉄などの金属も初めは光り輝いてピカピカですが古くなってくるとサビがついてボロボロになりますよね。これが酸化です。
体も同じようにさびついていくんですね。
酸化の原因は活性酸素です。
活性酸素は私たちの呼吸によって取り込まれた酸素の一部が体内で変化して発生する有害な物質で、
・紫外線・喫煙・ストレス・不規則な食事・大気汚染物質
などのさまざまな外的要因により発生しやすくなります。
➁酸化を止めるにはどうすればいいの?その対策方法
第一に、先ほどの活性酸素の発生原因をなくすことです。
紫外線対策をきちんと行い、ストレスを貯めないようにしましょう。喫煙や不規則な食生活をしてしまっている場合は今すぐ辞めましょう。
また、現在は大気汚染物質をブロックする効果のある化粧品もいろいろなメーカーから発売されているので、紫外線対策と同時にこのような対策もとるとよいでしょう。
では、それでもできてしまった活性酸素はどうすればいいでしょうか。
私たちの体の中には元々活性酸素を抑える「抗酸化物質」という成分が備わっています。ですが、それも年齢と共に少なくなっていきます。
そこで代わりにその役割を果たしてくれるものを補うことが重要です。
食生活やサプリメントで積極的に摂取したり、スキンケアとして肌に直接塗布することで抗酸化物質は補えます。
この抗酸化物質にはどのようなものがあるのでしょうか。
ビタミンC
ビタミンCは細胞の身代わりになって活性酸素に酸化されることで、細胞を守ってくれる作用をもっています。水溶性のビタミンなのですぐに体の隅々にいきわたる反面、体から排出されやすい性質ももっているため、一度に大量に摂取するのではなく、少量をこまめに摂取することがポイントです。
また、ビタミンCにはコラーゲンの生成や美白効果など、抗酸化作用以外にもお肌にとても良い作用をもっています。サプリメントで摂取したりお肌に直接塗布することもお勧めです。
ビタミンE
ビタミンEは、代謝によって生じる活性酸素から細胞を守ることで、脂質に対する強い抗酸化作用を発揮します。末梢血管を拡張して血行を促進する作用もあるため、肌のくすみ改善や老化防止作用もあります。ビタミンCと共に摂取すると、抗酸化機能を補い合うことができるので同時に摂取するのがお勧めです。
アスタキサンチン
鮭、エビ、カニ等を赤くしている色素がアスタキサンチンです。トマトの赤い成分リコピンや、ニンジンの橙色成分β-カロテンは、「カロテノイド」と呼ばれる天然色素で、アスタキサンチンも、これらと同じカロテノイドの仲間です。
強力な抗酸化作用を持ち、その効果はなんとビタミンCの6000倍、ビタミンEの500~1000倍、βカロテンの約40倍ともいわれています。活性酸素の中でも特にシワの形成に深く関与している一重項酸素を消去する働きが強い為、化粧品成分として注目されています。
ビタミンA(βカロテン)
βカロテンは、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜などに多く含まれるカロテノイドです。体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。
抗酸化作用は非常に高く、その他にも人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、視力を維持するために必要不可欠な成分です。
アントシアニン
アントシアニンはポリフェノールの一種でブルーベリーやナス、紫芋などに含まれます。ポリフェノールは、紫外線やウイルスなどの外敵から身を守るために植物がつくり出したファイトケミカルで、抗酸化力が非常に強いといわれています。
酸化的損傷から細胞を保護することや循環器疾患と悪性腫瘍のリスクを減らすと考えられており、その他ではコラーゲンの安定化や合成を促進する作用もあるとされています。
ルテイン
ルテインもカロテノイドの一種です。ホウレンソウやケールなどの緑葉野菜に含まれている黄色の天然色素で、人体では目の中の水晶体や黄斑部などにもともと存在している成分です。強力な抗酸化作用を持っていますが体内で自ら作り出すことができないため、食事や化粧品など、体の外から積極的に摂取することをお勧めします。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10別名ユビキノンとも言われており、体のエネルギー工場であるミトコンドリア内に多量に存在し、エネルギー生産の働き手として活躍しています。また、脂溶性の抗酸化物質としてビタミンEに匹敵する優れた抗酸化力を持ち,脂質の過酸化やDNAの酸化・損傷を強力に抑制してくれます。
コエンザイムQ10は体内で作り出すことができますが、その量は加齢やストレスなどによって減少していきます。安全性が高いことから、食品や化粧品にも使用されているので積極的に摂取したい成分の一つです。
まとめ
体の酸化と戦ってくれる抗酸化物質を積極的に摂取してサビない体作りに気を付けていけば老化は確実に遅らせることができそうですね。
次回はもう一つの老化原因、糖化について詳しくご案内しますのでそちらも併せて読んでみてくださいね。