どうしてむくむの?
むくみに悩む女性はとても多いですね。
生活習慣や食生活を見直せば、むくみやすい体質は改善できます。
まずはむくみの原因からみていきましょう。
むくみの正体、それは体から排出されるべき余分な水分が排出されずに体内に貯まってしまったものです。
水分はどのような仕組みで体外に排出されるでしょうか?
①血流
体の水分を運んでいるもの、当たり前ですが血液です。
心臓から送られた新鮮な血液は体の末端まで送られて細胞に栄養を供給したのち、今度は細胞にある余分な水分や代謝物を回収して内臓に送ります。そこで解毒や排泄の処理をしたあと、また心臓まで戻ってこなければなりません。
冷えや自律神経の乱れなどにより血行が悪くなるとこの回収の作業も効率がわるくなる為水分が滞り、むくみます。
➁リンパ液
血液は毛細血管の壁から染み出て周辺の細胞に入り、余分な水分を回収して再び静脈に戻ってくる仕組みになっています。この時、一部は静脈にもどらずにリンパ系からリンパ管を通って血管に戻ります。
これがリンパ液です。
リンパ液も血液と同じくらい水分の回収に重要な役割を持っていることがわかりますね。
むくみ解消のために重要な体の器官 それは・・
リンパ液や、水分を回収した静脈血はどうやって流れるのでしょうか?
重要なのは筋肉です。
筋肉を動かすと筋肉がポンプのかわりとなってリンパ液や静脈の流れを助けます。
筋肉が大きいということはそれだけポンプとしての性能も高いということ。
適度な筋トレはむくみ予防にも効果絶大です。
また、デスクワーク等ですわりっぱなしで筋肉を動かさずにいるとポンプは停止している状態なので体に水分がたまり、むくみます。
長時間同じ姿勢でいる場合は定期的に体を動かして貯まった水分を流しましょう。
むくみは放っておくと脂肪に変わるって本当?
結論からいうとむくみが脂肪に変わるということはありません。
しかし、体がむくんでいるということはそれだけ体の代謝機能が落ちているというサインです。代謝が落ちた体をそのままにして同じ生活をしていれば当然のごとく太ります。
むくみの原因である水分が脂肪に変化するということはありませんが、体がむくみやすいというのは「今代謝が落ちて太りやすい体質ですよ」というサインです。
積極的にリンパマッサージをしたり、筋トレをしたりして代謝を上げる対策をたてましょう。
むくみを解消させる食事 悪化させる食事
●むくみを悪化させる食べ物
作用 | 含まれている食べ物 | |
塩分 | 体内の塩分濃度をさげようとして水分を過剰に貯めこんでしまう。 |
ラーメン,加工食品, インスタント食品 |
アルコール | 血管拡張作用により血管がひろがり、水分が細胞に漏れやすい状態になる。 | 酒類 |
●むくみを解消する食べ物
作用 | 含まれている食べ物 | |
カリウム | 塩分を体外へ排出させる(利尿作用) | アボカド,きゅうり,バナナ,海藻 |
ビタミンE | 塩分排出作用。末梢血管を広げて血行を促進する。 | 落花生,モロヘイヤ,赤ピーマン,パセリ |
ビタミンB1 | 糖(炭水化物)をエネルギーにかえる | 豚肉,うなぎ,豆腐,ネギ |
サポニン | 余分な水分と悪玉コレステロールを排出させる働き | ごぼう,人参,にんにく,大豆 |
ポリフェノール | 血行がよくなる。血管をしなやかにする。 | ブルーベリー,赤ワイン,なす,ブドウ |
まとめ
生活習慣や食生活を見直すことでむくみやすい体質を改善すれば、代謝も上がって憧れのスレンダーボディにぐっと近づきます。
ぜひ実践してみてくださいね。